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『あなたのお口を守り隊』とは

FMくらしきラジオ番組
「あなたのお口を守り隊」(毎月第4木曜日午後2時25分~)

  第10回放送 平成27年1月29日(木)午後2時25分~

介護保険について

いつまでも健康でありたいと誰もが願っていますが、高齢になると加齢による病気・ケガなどによって、寝たきりや認知症などで介護が必要になることもあると思います。
本人や配偶者、同居または遠くに住む親などに介護が必要になったとき、あなたは家族や助けてくれる友人だけで介護できますか?
 国は、平成12年より40歳以上の人たちみんなで保険料を払い、いざ介護が必要になったときでも、最期まで自分らしく暮らせるように、介護をする家族の経済・体力・心の負担を軽くし、みんなで支えあおうと生まれたのが「介護保険」です


介護が必要、日常生活に支援が必要と認められた場合、介護サービスを利用できますが、申請者が介護保険の給付を受けるのが適当かどうか、またその範囲を審査・判定し、その必要性を決定するのが次にお話させて頂く介護認定審査会です。
◎審査・判定は、調査員が家庭などを訪問し、本人の心身状況等を調査して、コンピュータで全国同じ基準で、要支援1・2、要介護1から5、非該当に区分する一次判定を行う、その後、保健・医療・福祉等の専門家4名からなる介護認定審査会において、コンピュータでの一次判定に訪問調査の特記事項や主治医意見書等の内容を加得たうえで、二次判定を行その人にどれくらいの介護が必要かの要介護度の判定を行い決定します。


では、なぜ我々歯科医が介護保険に積極的に関わっているかと申しますと、口腔ケアや口腔リハビリを行うことで誤嚥性肺炎を予防することや口腔機能嚥下機能の改善をはかり、お口から生きる喜びを通して皆様のQOLの向上を手助けするためです。
  高齢者に多い誤嚥性肺炎
肺炎は日本における死因の第3位です。肺炎の発症率は加齢とともに増加し、肺炎で死亡する人の大部分は65歳以上の高齢者であり、年々増加傾向にあります。 健康な人は口の中の食べ物が滑らかに食道へ送られ、間違って肺に入っても咳とともにはき出されるので肺炎にはなりません。皆さんもあわてて食事をしたときにむせた事があると思います。しかし、衰弱した高齢者や進行した認知症患者は、これらがうまくできません。また、口の中をきれいにしておくことが難しいので、口の中の残りかすやバイ菌を含む唾液が肺に入り肺炎を起こします、肺炎になると、栄養や免疫機能がさらに低下し、繰り返す誤嚥のために肺炎が反復、重症化し、ついには死に至ることも稀ではないのです。

  口腔機能や嚥下機能の改善を口腔リハビリにて目指す。
高齢者社会を迎え脳卒中等の後遺症、また加齢等によって使わないことによる機能の変化(廃用)によって、歯と口唇、舌の動きのバランスが合わなくなったり、食べたものをうまく飲み込めない方が、年々増加しています。このような場合、口腔機能の向上や嚥下機能を改善するような口腔の体操や口腔リハビリが大変有効です。歯科診療の中でも、症状によって口腔機能訓練や摂食・嚥下訓練など受けることが出来ます。



 私供倉敷市に係る5つの歯科医師会で構成される倉敷市内歯科医師会協議会では昨年までの介護保険 セミナ-を年1回14回おこない、ここ5年は「お口より生きる喜びを」を表題に開催しております。
今年は3月1日に倉敷市健康福祉プラザ5回にて開催します。


1999年   『介護保険と歯科界の役割』
石上和男先生(新潟県高齢福祉保健課)
2000年   『嚥下性肺炎の予防と口腔ケア』
米山武義先生(静岡県開業) 
開催場所(市立美術館)
2001年   『摂食嚥下障害と口腔ケア』
舘村 卓先生(大阪大学助教授)
『口腔ケアの実際』
小田美也子先生(歯科衛生士)
開催場所(くらしき健康福祉プラザ)   
2002年   『他職種とのチ-ムアプローチ』
―摂食嚥下障害患者への関わりを通して―
      吉田春陽先生
『食べること、生きること』
紙屋克子先生(筑波大学教授)
開催場所(ライフパ-ク倉敷)
2003年   ケアマネジャ―連絡協議会での会員による講演
2004年   『口からたべるよろこびを』  
―高齢者の食べる機能と低栄養―
菊谷 武先生(日本歯科大学講師)
高齢者の食事―おいしく安全に食べるために―
  山田晴子先生(日本歯科大学総合診療科講師)
開催場所(くらしき健康福祉プラザ)
2005年   『食べる歓び 生きる力』
―新しい介護を始めよう―
三好春樹先生(生活とリハビリ研究所代表)
―口をのぞけば介護が見える― 
本田里恵先生(歯科衛生士、介護支援専門員)
開催場所(ライフパ-ク倉敷)
2006年  『いのちを守る口腔ケア』
―口腔機能の向上サ-ビスを地域で定着させるには
      平野浩彦先生(東京都老人医療センタ-医長)
―介護予防における口腔機能向上の実際― 
関口晴子先生
(歯科衛生士、都介護予防サポートセンタ-)
開催場所(市立美術館)
2007年  いのちを守る口腔ケア
『望まれる21世紀型の口腔ケアについて』
口腔ケアの基本的な考え方、進め方、取り組み方を踏まえて
武田則昭先生(川崎医療福祉大学教授)
 開催場所(倉敷歯科医師会館)
2008年  いのちを守る口腔ケア
健康長寿のために『口腔機能の向上支援』の在り方
―高齢者がおいしく、楽しく、安全な食生活を送るために、現状、課題と展望―
     植田耕一郎先生(日本大学歯学部教授) 
介護保険の現場から『専門的口腔ケア』『口腔機能の向上支援』牛山京子先生
(山梨県歯科衛生士会、広島大学歯学部非常勤講師)
2009年  いのちを守る口腔ケア 
「高齢者の歯科医療を確立するために」
-口腔ケア普及の重要性とその方法-
   角 保徳先生(国立長寿医療センタ―病院先端医療部口腔機能再建科医長)
2010年  お口から生きる喜びを    
「宝田恭子の老けない作法」~誰でもできる 表情筋エクササイズ~
宝田 恭子先生(宝田歯科医院 院長)
2011年  お口から生きる喜びを  
 「高齢者の誤嚥性肺炎予防に欠かせない地域医療連
椿原 彰夫先生(川崎医科大学リハビリテ-ション医学教室 教授)
2012年  お口から生きる喜びを
『お口から食べる喜びを~地域で最後まで食べられるために』
『在宅での食支援~適切な食環境と栄養ケア~』
     五島 朋幸先生 (ふれあい歯科ごとう 代表)・歯科医師
     江頭 文江先生 (地域栄養ケアPEACH厚木代表)・管理栄養士
2014年  お口から生きる喜びを
    高齢者に対する口腔ケア・オーラルマネジメント
  岸本裕充 先生(兵庫医科大学 歯科口腔外科学講座 主任教授)
以上、今までに14回開催しております。

介護保険セミナーの様子


第15回介護保険セミナーのご案内と参加申し込み書

次回も乞うご期待!




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