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『あなたのお口を守り隊』とは

FMくらしきラジオ番組
「あなたのお口を守り隊」(毎月第4木曜日午後2時25分〜)

  第18回放送 平成27年9月24日(木)午後2時25分〜

9月の「あなたのお口を守り隊」は歯の外傷とスポーツ歯科についてお話します。


テーマ;歯の外傷とスポーツ歯科A

昨年、歯の外傷のいろいろについてお話させていただきました。今回は、外傷に対する処置を中心お話しさせていただこうと思います。

歯の外傷はいつごろが多いの?
歯の外傷は、大人よりは子供たち、とくに1〜3歳までの乳幼児に多く見られます。
大人では、交通事故やスポーツなど活動中の事故が多くを占めています。

歯の外傷で最も多いケースはどんなもの?
 乳幼児で、「こけてしまって、唇から出血して、歯が少しだけ動いています」というケースです。多くの場合、このケースでは打った歯の色が変わってきます。
これは、歯を打った影響で歯の内部で内出血を起こしたためで、す。こうした歯の全てに治療が必要というわけではありませんが、なかには歯髄壊死といって“中の神経が死ぬ”場合がありますので、少し動いている程度でも、一度かかりつけの歯医者さんに見ていただくことをお勧めします。


それでは、もう少し大きな外傷となってしまった場合について、対応法を合わせて説明します。
歯が欠けた場合
歯の一部が欠けてしまった場合、欠けた歯を出来るだけ集めて、乾燥させないようにして、できるだけ早く受診してください。欠けた歯を接着して治せる場合があります。
 
 

歯の根が完全に折れてしまった場合
動かないように固定する事で歯を抜かずに使えることがあります。


歯がぐらついている場合
歯科医院で歯を固定する処置をとります。通常1ヶ月までには動きもなくなり、固定もはずすことが可能となります。



歯が抜け落ちてしまった場合
薬局で購入できる“歯の保存液”や“牛乳”に入れて歯科医院を受診しましょう。それもなければ“お口の中に入れて”歯科医院を受診することをお勧めします。この時、歯の汚れを落とす程度の水洗いはいいですが、長い時間水に入れて保存するのは細胞が死んでしまうのでよくありません。
また、この時の注意点としては、本来歯茎の中に埋まっていた根の部分は触らないということです。

歯が埋まりこんでしまった場合
歯が歯茎の中に埋まりこんでしまった場合でも、多くの場合、時間はかかりますが元通りの位置に戻ってきます。ただし、乳歯の場合では、後に出てくる永久歯の芽が傷を受けている場合がありますので、歯科医院でチェックしてもらってください。



歯の外傷の予防について
小さなお子さんの場合には、転倒、転落、衝突、くわえ歩きなどしないように親の注意が大切です。また、ぶつけそうな部分にはホームセンターで売っているようなクッション材を張り付けておくのもよいでしょう。
また、スポーツする際の歯の外傷予防のためには、『マウスガード』というマウスピースを歯科医院で作成してもらって装着する事

次回も乞うご期待ください



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