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こんなときには
   こんなときには
Q&A
   虫歯と歯周病の原因と
その予防について
   歯の治療方法に
ついて

こんなときにはQ&A
Q 夜中に突然歯が痛み出しました。
A. 患部を温めないようにしましょう。甘いものや熱いもの、アルコールは控えましょう。
なるべく早く歯科医院を受診して下さい。

Q 妊娠中に歯の治療は可能ですか?
A. 基本的にはほとんどの治療が可能です。歯科で使用するレントゲンや麻酔なども心配ありません。
できれば安定期に入ってから治療を受かられた方がより安心でしょう。
詳しくは、担当医にご相談下さい。

Q 転んで歯をぶつけてしまい、歯が抜け出してしまいました。
A. 完全に抜けてしまった場合は、根の部分を触らないように気を付けて汚れをサッと軽く洗い流して舌の下に入れて、速やかに歯科医院で治療を受けて下さい。

Q 入れ歯が割れてしまいましたが、応急処置として接着剤で修理してもいいですか?
A. 接着剤を使ってしまいますと修理が困難になりますので、そのままの状態で歯科医院を受診して下さい。
仮の歯や差し歯がとれた場合も同様です。

Q 歯の具合が悪いのですが、往診はしていただけますか?
A. 倉敷市民で歯科医院に通院できない概ね40歳以上の方は訪問健康診査を無料で受けることが可能です。引き続き診療をご希望される方は訪問した歯科医師にご相談下さい。

Q 休日に突然歯が痛んできましたが、かかりつけの歯科医院はお休みなのですがどうしたらいいですか?
A. 倉敷在住の方は倉敷歯科衛生センターで休日診療(リンク)を受けることができます。ただし応急処置だけで継続的な治療はできません。

Q 子供の永久歯がなかなか生えてきません。
A. 歯の生えてくる時期には個人差があります。 詳しくは、かかりつけの歯科医院でご相談下さい。

Q 永久歯が出てきているのに乳歯が残っています。 このままにしておいても大丈夫ですか?
A. そのまま放置しておいてもよい場合と、乳歯を抜いた方がよい場合があります。詳しくは、かかりつけの歯科医院でご相談下さい。

Q 矯正治療について相談するのは何歳くらいがいいのですか?
A. 気になったときに、気軽にかかりつけの歯科か、矯正歯科専門医にご相談下さい。

口の中の状態は一人一人違うので、一概に「開始は何歳から」と断定することはできません。逆に言うと矯正歯科治療はいつからでも始められるのですが、もっとも理想的なのは「顎が成長段階にある幼児期から矯正歯科医が定期的に観察していくこと」でしょう。と言うのも、歯並びや咬み合わせの問題は、歯の土台となる顎の形や大きさと切り離せないからです。
矯正歯科治療は「早期治療」と「本格治療」に分けられます。早期治療とは、乳歯の時期や乳歯と永久歯が混じり合う時期に、顎の成長を見ながら咬み合わせや顎の形などの改善を行うもの。そして、永久歯が生えそろい、顎の骨の成長がある程度予測できたところで始めるのがマルチブラケットという矯正装置を使った本格治療です。
早期治療を含め、歯科矯正治療を実際に始めた年齢となると、一般的には7〜8歳が多いでしょう。それは、ちょうど上下の前歯が生え替わり、将来の歯並びがある程度予測できることと、患者さんである子供自身に治療に対する自覚が生まれることが理由として挙げられます。しかし、顎の骨格に問題のある受け口や開咬、交叉咬合といった不正咬合は、もっと早めに治療したほうがよい場合もあり、ケース・バイ・ケースです。一度、かかりつけの歯科か、矯正歯科専門医に相談されることをおすすめします。

Q 学校健診表で、不正咬合の欄に○が!いったい、どうすれば?
A.

この機会に、ぜひかかりつけの歯科医か、矯正歯科専門医にご相談下さい。

1995年の学校歯科健診から、歯列・咬合が新しい健診項目に加えられました。診査基準を設定するにあたって、学校歯科保健の立場から、すべての不正咬合を指摘するのではなく、将来の咀嚼機能などに影響するような不正咬合についてスクリーニングするようになったのです。
歯並びや咬み合わせの異常は、受け口、出っ歯、開咬、乱杭歯、すきっ歯などを目安に判定されます。その結果、比較的重症な不正咬合が抽出されることになりました。
とはいえ、残念ながら矯正歯科治療は、ごく一部を除いて保険の対象ではありません。つまり、名目上疾患として認められていない異常を、学校健診の項目として取り上げることには微妙な問題が生じます。しかし、健診の目的は「心身の健康に影響を及ぼす可能性のある不正咬合をスクリーニングすること」です。不正咬合の欄に○がついていても、必ずしも治療しなければならないわけではありません。ただし、この機会にかかりつけの歯科医か、矯正歯科専門医に相談し、現状とその問題点の説明を受けるのもよいでしょう。


虫歯と歯周病の原因とその予防について
虫歯の原因は「歯垢」です。歯垢のことはプラークともいいます。歯の表面に付く白っぽいネバネバした汚れのことです。
「歯垢」は、単なる食べカス、汚れではありません。お口の中に残っている食べカスに細菌がくっ付き、食べカス特に砂糖を分解して、細菌はどんどん増えていき、ネバネバした酸を作り歯にくっつくのです。つまり、細菌と細菌が作ったネバネバした酸が一体となった白色の汚れの固まりが「歯垢」の正体です。
この細菌が作った酸によって歯が溶け出してしまうことから、虫歯がはじまります。


また、歯周病の原因も虫歯同様に第一番目は「歯垢」です。ただし、歯周病は「歯垢」だけでなく全身的な影響も原因となります。歯周病は特に歯と歯茎の間、歯の付け根に食べカスが残り、「歯垢」がたまると歯肉に炎症を引き起こします。つまり、歯肉が赤く腫れたり、歯磨きの時、血が出やすくなったりします。

「歯垢」を、ほおっておくと次第に固まって歯石になります。こうして、歯垢や歯石が歯と歯茎の間にくっついたままだと、細菌はどんどん歯と歯茎の間から奥へ奥へと進み、ついには、歯を支えている骨を溶かしてしまいます。その結果、歯がぐらぐらになり、最終的には抜けてしまいます。

それでは、虫歯と歯周病の予防方法はなんでしょうか?どちらの病気も原因は先ほどお話しました様に「歯垢」ですから、歯に「歯垢」が付かないようにまた、付いた「歯垢」を落とす様にブラッシングできれば、よいのです。そうです、最大の予防、基本は歯ブラシです。

しかし、私は毎日いっしょうけんめいに歯を磨いているのに虫歯になってしまったとか、いっしょうけんめいに歯を磨いているのに血が出るし、歯がぐらつくと言われる方も実際におられます。その方々は残念なことですが、確かに歯みがきはされているのですが、「歯垢」そのものが、うまく磨けていないのです。そこで、汚れ、「歯垢」がたまりやすい場所と正しい歯みがき方法についてお話したいと思います。


汚れ、「歯垢」がたまりやすい場所は3つです。1つ目は歯と歯肉の境目、つまり歯の付け根の部分です。2つ目は歯と歯の間の部分です。そして、最後3つ目は奥歯の物を咬む面の溝です。この3箇所が確実に磨けていれば、他の部分はまず、問題ありません。


場所はお解かり頂けたと思います。次はその部分の正しいみがき方です。

一番大切なことは、今お話した「歯垢」がたまりやすい場所に歯ブラシの毛先を確実に当てるということです。この「歯垢」がたまりやすい場所はすなわち意識しないと歯ブラシの毛先が一番届きにくい場所でもあるのです。そして、歯ブラシの毛先を軽くあてて、できるだけ力を抜いて小刻みに歯ブラシをうごかします。どうしても、しっかり磨こうと思うと力を入れて、ゴシゴシ磨かれる方が多いのですが、力の入れすぎは逆効果となることの方が多く、「歯垢」がたまりやすい場所から、歯ブラシの毛先が外れてしまいます。

また、余計な力を抜く方法として歯ブラシの持ち方を変えてみてはいかがでしょうか。ペンを持つように歯ブラシ持って磨くと力も抜け、隅々まで歯ブラシが届きやすくなると思います。そして、最後に磨く順番を決めてそれに従って磨き残しのない様にすることも大切です。


簡単な説明で、わかりにくい点も多かったとは思いますが、がんばってみて下さい。




歯の治療方法について


歯の治療方法についてお話していきたいと思います。
歯の治療方法を説明する前に、歯の構造について、簡単にお話したいと思います。

C0:歯の表面に白濁・白斑・着色がある状態。まず、歯の一番外側、一番硬い部分で「エナメル質」といいます。そして、その内側が「象牙質」と呼ばれる部分で、一番内側に一般的には神経と呼ばれている「歯髄」があります。あと、歯の根の表面を覆っている「セメント質」、歯を顎の骨にしっかりと結びつけている「歯根膜」があります。

一番外側のエナメル質は、体の中で最も硬い組織で、その内側にある、「象牙質」や「歯髄」を外からの刺激から守っています。血管や神経を含んでいる「歯髄」は歯に栄養等を与える役割もしていますが、虫歯がこの「歯髄」まで進行すると激しい痛みを伴うことが、多い様です。



C1:エナメル質だけが溶け始めた状態。痛みなどの自覚症状はまだない。まずは、一番外側の「エナメル質」部分のみの虫歯がCの1です。

穴も小さいですし、痛みもないため、虫歯とはわからない場合も多いですが、治療も簡単です。

ほとんどの場合、治療そのものも痛みもなく、1、2回で小さな穴をつめるだけで終わります。詰める材料も最近では歯の色と同じ物で、治療の後もほとんど分からない様な材料もあります。



C2:象牙質にまでおよんだむし歯。冷たい水が歯にしみるなどの症状が出てくる。次に「エナメル質」から「象牙質」まで進行した虫歯がCの2です。

穴も少し大きくなり、冷たいものがしみたり、場合によっては少し痛みも出てきます。ただ、このしみる程度や痛みの程度は歯の状態によってかなりの差があります。

Cの1同様に痛みもなく、なんともない場合もありますし、かなり痛む場合もあります。Cの2の範囲でも浅いものから深いものまであり、治療方法もその状態によっていろいろあります。

浅い虫歯の場合はCの1と同様に1,2回で簡単につめるだけで終わることができますし、逆に深い虫歯の場合は、痛みをおさえる治療を数回し、それから表面をつめる様になります。奥歯の大きな穴であれば、直接つめる方法ではなく、歯の型をとり、詰め物を作り、はめ込む様にして詰める場合もあります。



C3:歯髄に炎症を起こしたむし歯。激しい痛みがある。 最後は神経つまり「歯髄」にまで達してしまった虫歯で、Cの3です。

この場合は、痛みも強く、ひどい場合は夜も寝むれないぐらい疼いたり、化膿して顎が腫れ上がったりすることもあります。

当然、治療も大変で回数も何回もかかります。神経が生きている場合は、神経(歯髄)をとり、そのあとを消毒治療しなければ、なりませんし、神経が死んでしまって化膿している場合は、消毒治療にかなりの回数がかかる場合もあります。そして、歯の中の消毒治療が終われば、今度はしっかり咬める様に表面の穴を詰める処置になります。虫歯の穴が大きかったり、歯のいたみ方が大きい場合は歯全体をすっぽりとかぶせる様な方法になるかもしれません。

また、これ以外にも歯が抜けってしまった場合、歯を入れていくさまざまな方法もあります。


そして最後にひとつだけ、これだけはおぼえておいて下さい。できてしまった虫歯は自然に治ることは絶対にありません。そして、虫歯の治療は早ければ、早いほど、痛くなく簡単に治すことが、できます。

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